「カードでお金」の看板をよく見かけるけど、どんなお店なの?違法じゃないの?
本記事では次のことを解説します。
- 「カードでお金」の仕組み
- ショッピング枠の現金化が違法ではない理由
- メリットとデメリット
▼動画による解説もあります▼
「カードでお金」の仕組み
「カードでお金」とは、クレジットカードのショッピング枠を現金化するサービスのことです。利用者は、業者が指定する商品をカードで購入し、それを業者が買い取って現金化する仕組みです。一般的には「古物営業許可」を取っており、金券ショップと同じ業務形態といえます。
「車でお金」の業者が「車金融」と呼ばれるように、「カードでお金」の業者は「カード金融」と呼ばれたりします。しかし、実際には直接融資をおこなっているわけではないので「金融」ではありません。実際は、「金券」「ブランド品」「家電」などの買取りをおこなっているお店です。
ショッピング枠の現金化が違法ではない理由
利用者は、業者から商品を購入するのではありません。一般の正規店で商品を購入し、それを業者に買い取ってもらい現金化します。普段、カードで買い物をして、いらなくなった商品を売って現金にするのと同じですので、違法ではありません。
しかし、ほとんどのクレジットカード会社は、「換金目的」での利用を禁止しています。カードで購入した商品の権利は、その支払いが終わるまでは、カード会社にあるので、勝手に転売してはいけないことになっています。「カードでお金」は、違法ではなくても、カード会社の規約違反にはなります。
メリットとデメリット
メリット
「カードでお金」のメリットは、すぐに現金を調達できるところです。ショッピング枠さえあれば、審査不要で、その限度額内で現金化可能です。
デメリット
デメリットは、少し損をすることです。カードで決済した額の、8割~9割程度の買取りになるので、1割~2割、損をすることになります。
また、カード会社によっては、換金性の高い商品に制限をかけていることもあり、知識のないまま自分で現金化すると、ペナルティを受けるリスクもあります。安全に現金化するには「カードでお金」の専門業者を利用するのが無難です。