クレジットカード会社は、何を買ったか詳細までわかるの?換金性の高い商品を買ったら、バレてしまうのか心配…。とお考えですか?
本記事では下記の内容を解説します。
- クレジットカード会社は商品区分コードで何を買ったか大体わかる
- 換金性商品の購入が禁止されているわけではない
- 換金を疑われた時に使える言い訳(商品別)
- まとめ
▼動画による解説もあります▼
クレジットカード会社は商品区分コードで何を買ったか大体わかる
クレジットカードで買い物をすると、レシートとは別に、クレジット売上表というものが発行されます。レシートと一緒になっている場合は、下の方に印字されているはずです。そのクレジット売上表に「商品区分コード」という、3桁の番号が印字されています。そのコードによって、クレジットカード会社は、何を買ったか大体わかるのです。
下記が「商品区分コード」の一覧です。
【商品区分コード】 | 【商品・サービス】 |
000 | 海外一般商品・サービス |
010 | 海外キャッシング |
020 | 海外電話通販 |
021 | 海外電話通販(交通) |
022 | 海外電話通販(サービス) |
023 | 海外電話通販(高換金性物品) |
024 | 海外電話通販(準換金性物品) |
025 | 海外電話通販(金券類) |
030 | 海外郵便通販 |
031 | 海外郵便通販(交通) |
032 | 海外郵便通販(サービス) |
033 | 海外郵便通販(高換金性物品) |
034 | 海外郵便通販(準換金性物品) |
035 | 海外郵便通販(金券類) |
040 | 海外医療 |
050 | 海外授業 |
060 | 海外宿泊 |
080 | 海外レンタカー |
090 | 海外飲食 |
100 | キャッシング |
110 | ローン |
120 | 通販 |
121 | 通販(交通) |
122 | 通販(サービス) |
123 | 通販(高換金性物品) |
124 | 通販(準換金性物品) |
125 | 通販(金券類) |
130 | ネット通販 |
131 | ネット通販(交通) |
132 | ネット通販(サービス) |
133 | ネット通販(高換金性物品) |
134 | ネット通販(準換金性物品) |
135 | ネット通販(金券類) |
136 | プロバイダー・インターネット |
137 | デジタルデータ |
200 | 鉄道・バス |
201 | 鉄道・バス(回数券) |
202 | 鉄道・バス(プリペイドカード) |
203 | 鉄道・バス(企画券・定期券) |
210 | 国内線航空券 |
211 | 航空回数券 |
212 | 国際線航空券 |
220 | 船舶乗船券 |
230 | 国内パック旅行 |
231 | 海外パック旅行 |
240 | レンタカー・タクシー |
250 | 引っ越し |
300 | 宿泊 |
310 | 宴会 |
320 | 飲食 |
330 | 各種施設 |
331 | ゴルフプレイ料 |
332 | 遊園地入場料 |
333 | カラオケ |
340 | 入浴 |
350 | 不動産 |
351 | 改装 |
400 | 修理・営繕 |
410 | 美理容 エステ・ネイル |
420 | 医療 |
430 | 電話通話料 |
431 | 電話通話料(国内) |
432 | 電話通話料(国際) |
433 | 電話通話料(携帯・PHS) |
440 | 授業 |
450 | 保険料 |
460 | 新聞 |
470 | 公共料金 |
480 | 協会予約コード |
490 | カード会社ローカル利用コード |
500 | 宝石・貴金属 |
510 | 指輪 |
540 | 時計 |
541 | ライター |
560 | カメラ・レンズ |
561 | カメラ・レンズ(ビデオカメラ) |
562 | カメラ・レンズ(デジタルカメラ) |
570 | 事務用品 |
590 | 協会予約コード |
610 | 工具・園芸用品 |
650 | 一般電気製品 |
652 | 音響製品 |
653 | ビデオ |
654 | エアコン |
656 | DVDプレイヤー・レコーダー |
657 | 液晶テレビ |
660 | 照明具 |
670 | 携帯電話・PHS |
680 | OA |
681 | OA(パソコン) |
682 | OA(周辺機器) |
683 | OA(ノートパソコン) |
710 | 自動車・オートバイ |
720 | 自転車 |
730 | 中古車 |
750 | ガソリン |
760 | 自動車用品 |
770 | カーナビ |
790 | メガネ・コンタクトレンズ |
810 | 医療品・化粧品 |
820 | 家庭用品 |
830 | 洋服 |
832 | 呉服 |
840 | カバン |
850 | 靴 |
860 | 寝具・カーペット |
870 | 服飾雑貨 |
880 | 家具 |
890 | 食料品・生活消耗品 |
891 | 食料品・生活消耗品(健康食品) |
892 | 食料品・生活消耗品(酒・たばこ) |
893 | 食料品・生活消耗品(土産) |
894 | 食料品・生活消耗品(生花) |
910 | スポーツ用品・玩具 |
911 | スポーツ用品・玩具(ゴルフボール) |
912 | スポーツ用品・玩具(ゴルフクラブ) |
913 | スポーツ用品・玩具(ゲーム本体・ソフト) |
914 | スポーツ用品・玩具(ペット) |
920 | 書籍・レコード・CD |
921 | 書籍・レコード・CDレンタル |
950 | 楽器 |
970 | 美術・骨董・古銭切手類 |
980 | 贈物 |
981 | 金券類 |
990 | 区分不能 |
換金性商品の購入が禁止されているわけではない
換金性商品を買った場合も、クレジットカード会社は「商品区分コード」によって、その内容を把握しています。しかし、換金性商品の購入が禁止されているわけではありません。あくまでも、紛失盗難などによる、クレジットカードの不正利用防止が、モニタリングの目的です。個人的に高額な時計やパソコンを買っても、正規の買い物ですので問題はありません。
しかし、個人的な買い物でも「換金目的」を疑ってくることがあります。クレジットカードは、換金目的で利用することを禁止されていますので、換金性商品ばかり買っていると、注意されることがあります。
換金を疑われた時に使える言い訳(商品別)
クレジットカード会社は、換金目的を疑うことはできますが、換金した事実を断定することはできません。換金性商品を買ったとしても、それを転売したかどうかは、本人しかわからないのです。しかし、クレジットカード会社に疑われた時のためにも、ある程度、言い訳は考えておいたほうがよいでしょう。
Amazonギフト券を買った時の言い訳
Amazonギフト券のEメールタイプは、クレジットカードでしか購入できません。もしカード会社に注意されたら、「クレジットカードでしか購入できなかった」と説明すればよいでしょう。また、「ギフト券」ですので、人にプレゼントするためのものです。自分の手元になくても何ら不自然ではありません。
新幹線の回数券を買った時の言い訳
新幹線の回数券は、とくに換金を疑われやすい商品です。新幹線に乗る目的や行先など、しつこく訊いてくるクレジットカード会社もあります。「旅行」や「出張」で使うと言えば、言い訳が通る可能性もありますが、基本的にうるさいクレジットカード会社が多いのは確かです。
ブランド品を買った時の言い訳
ブランド品のような高価な商品は、一般的にクレジットカードで買う人が多いので、換金を疑われにくいといえます。また、消費税がかかる上、換金率も低いブランド品を、換金目的で買う人はあまりいないので、そのことも疑われにくい理由になっているのかもしれません。
もし疑われた時は、「自分用」もしくは「プレゼント用」に買ったといえばよいでしょう。財布なのかバッグなのか、具体的に何を買ったか、クレジットカード会社は把握していませんが、念のために記録を残しておいた方が無難です。
まとめ
以上のように、クレジットカード会社は、何を買ったか、商品名まではわからなくても、大体のカテゴリーは把握しています。換金性の高い商品はとくに疑われやすいので、もし換金が目的なら、事前に言い訳を準備していた方が安心です。